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会社を知る

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MESSAGE

社長メッセージ

子供の頃から何でも
疑ってみる性格。
就職活動もうまくいかず、
中堅の証券会社へ就職。

私は子供の頃から物事を何でも疑ってみる性格でした。要は“へそまがり”なんですね(笑)。大人や先生の教えることを普通の子供は素直に信じますが、私はいつも“それは本当かな?”と思っていた。やることも極端でした。
たとえば小学生の頃、“漢字よりひらがなのほうがシンプルだから書く時間を短縮できる”と考えて、中学生の頃まで漢字がほとんど書けませんでした。今にして思えば愚かですが、物事を自分なりに解釈してみないと気が済まなかったのです。

当然のことながら学校の成績は悪く、高校時代も学年最下位でした。ただ、そんな私にも取り柄があって、集中力だけは誰にも負けなかった。大学受験に失敗して浪人したのですが、1年間、猛勉強して早稲田大学に入学しました。
ところが大学時代も極端な性格が顔を出し、勉強はまったくしなかった。イベント企画サークルやサッカーに明け暮れ、卒業するまで「優」の数は体育以外ひとつしかなかった。
大学4年生の時には旅行会社に就職先が決まっていたのですが、社会で通用する自信がなかったので、わざと単位を落として留年。翌年の就職活動では、マスコミやイベント会社などを受けたのですが、ことごとく不採用に。

落とされる理由は、はっきりしていました。スーツを着ないで面接へ行ったり、面接日を忘れたり…。当時はバブル経済の最盛期で景気もよく、売り手市場だったのですが、そんな非常識な学生を採用する企業はありません。
結局、採用されたのは中堅の証券会社でした。

社長メッセージ

安く買って高収益を得る。
「逆張り」発想が不動産賃貸ビジネスの原点に。

証券会社に入社後、私は営業に配属されました。
株の営業マンにとって、株価が上がっているタイミングで株を売るのは簡単なことですが、お客様にとっては高値で買うことになり、必ずしもお客様に貢献しているとは言えません。私は逆に株価が下がっているときこそ、お客様に投資を勧めました。これが投資用語でいう「逆張り」です。

逆張りは、対象銘柄をファンダメンタル分析(企業の業績などを評価)し、適正株価などを算出し、その株価より低い場合に購入する投資方法です。人気のない下落トレンドの銘柄を安値で購入し、株価の上昇を待って売れば大きな利益率が期待できます。

お客様に安く買っていただき、高収益を提供する。これが投資の基本だと私は考えていました。そして、このシンプルな発想が現在の「区分所有オフィス®」いう、逆張り発想による不動産賃貸ビジネスの原点になったのです。

区分所有オフィス

不動産業界へ転職
「区分所有オフィス®」に商機を見出す。

証券会社に6年間勤務した私は、以前から興味を持っていた不動産業界に飛び込みました。証券会社で培った営業力と投資の知識を不動産業界で活かしてみたいと思ったからです。

不動産にも株と同様、さまざまな理由で人気のない割安な物件があります。この割安な物件も売り方の発想を変えれば、お客様に大きな収益を約束できるはず。問題は“どのような売り方をするべきか”ということ。

その当時はバブル経済が崩壊し、立地条件が悪い、空室率が高いなどの理由でなかなか買い手がつかず、売りに出されている大規模なオフィスビルがたくさんありました。これらのビルを購入し、1棟丸ごとではなく、フロアや部屋単位で販売する「区分所有オフィス」いう売り方に着目したのです。

それまで日本の不動産市場では、フロアや部屋単位で複数のオーナーが存在する「区分所有オフィス」、売却や建て替えの際に話がまとまりにくい物件だと考えられており、オフィスビルは1棟丸ごと購入するのが当たり前でした。

しかし、オフィスビルは高額商品であるため、規模が大きいほど1棟丸ごと購入できる資金力を持つお客様は限られています。買い手のつかないオフィスビルを安く購入し、フロアや部屋単位で中小企業オーナー様や個人のお客様に安価で販売すれば、もっと多くの幅広い層のお客様を獲得できるのではないか。私はこの新しいビジネスモデルに商機を見出しました。

社長メッセージ

前例のないビジネスで、 不動産業界に
『Vortex』(旋風)を巻き起こすべく独立。

しかし、そのとき勤めていた不動産会社の経営陣は「あくまでマンションなどの住居系の物件販売をメインにしたい」という常識的な考え方が強く、事業系の物件を収益不動産の対象としてとらえる私の考え方に、なかなか賛同してもらえませんでした。

経営陣との意見の食い違いから会社を辞めて独立したのは1999年のこと。それからは苦労の連続でしたが、社名である「Vortex(渦・旋風)」を不動産業界に巻き起こすべく、ひたすら走り続けてきました。

その過程で確信したのが「世の中にはさまざまな既成概念が存在するが、そのほとんどは“多数派の選択肢が正しい”という思い込みの上に成り立っており、実はマイノリティの結論・決断に本質的な正解があることも少なくない」ということ。

たとえば、立地条件が悪く、テナントの入っていないビルは、立地条件が良好でテナントも埋まっているビルに比べると、いかにも収益性が悪そうに見えます。ところが、収益を悪化させている原因は、実は立地条件ではなく、賃貸料金の設定に問題があることが多いのです。私たちはそのような物件を積極的に安価な価格で仕入れました。買い手がつかなかった物件でも賃貸料金を適正なプライスにすれば、テナントは埋まり、その結果、オーナー様の収益も向上させることができます。

自分で立てた仮説を実務で証明していくのは楽しかったですね。それらの経験と実績をボルテックス独自のノウハウとして蓄積していきました。“この物件はこの価格であるべき”というのは、人間の勝手な思い込みにすぎません。ものごとはすべて変化し続けています。状況に応じた適正なプライスを提供すれば、空室状態を長引かせることにはならず、オーナー様も安定した収益が見込めるのです。

「区分所有オフィス」のパイオニアとして、
真似のできないスキル・ノウハウを確立。

私たちは物件の管理・運営面においても独自のノウハウを蓄積してきました。1棟のビルを区分所有で販売するためには、長期修繕計画の策定、権利関係や登記変更、管理組合の組成、売却サポートなど、オーナー様に対するさまざまなサービスの提供が不可欠です。各区分のオーナー様は毎月の修繕積立金を拠出するだけで、多額の修繕費負担を軽減できます。

誰もが購入できないと思い込んでいたオフィスビルを割安に仕入れ、区分所有という小口でお客様に提供し、パートナーとして管理業務までをトータルに担いながら、お客様の収益向上に貢献する。私たちは、「区分所有オフィス」のパイオニアとして、スキルとノウハウを確立してきただけでなく、「区分所有オフィス」のマーケットそのものを構築してきました。

いまや私たちの「区分所有オフィス」は、財務体質を強化し、事業継続性の向上に貢献する安定した収益不動産として、中小企業を中心とするお客様から圧倒的な支持をいただいています。その高い評価を支えてきたのは、つねに世間一般的な考え方とは“真逆”の視点で物事をとらえ、既成概念を打破しようとする姿勢です。この姿勢はこれからもずっと変わらない、私たちの強みであり続けます。

新規事業への挑戦。
その主役は若手社員たち。

今、私たちのビジネスはより多くのお客様へ広がっています。

500万円から都心の不動産を所有できる「Vシェア」を始め、不動産開発事業の強化、タイムシェア型のリゾート開発、さらには在籍出向型の人材ビジネスといった、新たな領域へ挑戦しています。ソリューションの幅を広げ、より一層の成長を遂げることにより、私たちは既成概念を打破し、強い説得力をもって新たな常識を伝えていくことができるのです。

そして、その躍進の主役となるのは、ほかでもない若手社員です。当社では年次に関わらず、意欲と頭角さえ現せば、やりたいこと、新しいことにチャレンジできます。日本を変えるような志を持った方と共に、世の中に大きな旋風を巻き起こしたいと思っています。

なぜ挑戦し続けるのか。
ボルテックスの
「パーパス」

「経営に新常識をもたらし富の再分配を実現することにより、社会における格差の拡大とそれによる分断を是正する」これがボルテックスの存在意義「パーパス」です。

私は日本の未来に強い危機感を持っています。少子高齢化の進行や所得格差の拡大などにより、日本経済はバブル崩壊以後ずっと停滞しています。今の若い世代の方の中には、日本の未来に希望が持てない、豊かになっていくイメージができない、と思われる方も多いのではないでしょうか。

それでは、どうすれば日本経済の停滞を打破できるのでしょうか。そのカギは“資産の循環”にあります。質の高い資産が、より多くの人々に行きわたる社会をつくることで、地方の活性化にもつながり、日本全体がまた活気づいていく。そんな未来を想像するとどうでしょうか。なんだかワクワクしませんか?もちろん、決して簡単な道のりではありませんが、私たちだからこそできるのです。

そのために、困難なことにも前向きに挑戦し続け、世の中により良い選択肢を提供していくこと、これこそが私たちボルテックスの“存在意義”だと考えています。

求める人材は「素直でへそまがり」。
明確な短所がある人ほど
明確な長所もある。

私が求める人材は“素直でへそまがりであること”。へそまがりは根性が曲がっているという意味ではありません。基本的には素直な性格だが、人の言うことを鵜呑みにしないで、何事も自分のアタマで考え、それ以外の考え方も主張できる人。私は学歴やスポーツの実績の有無を重視しません。むしろ明確な短所がある方が好ましいし、そんな方ほど明確な長所を兼ね備えているケースが多いと考えています。

また、若い社員には、新しい仕事にどんどんトライしてもらいます。ボルテックスには下積みという概念はありません。私はこれまでの経験から、若手社員の伸びしろを信じていますし、事実、これまでに早くから責任あるポジションに抜擢した社員もいます。新人に新規事業を任せる可能性も大いにあります。より早い段階で責任ある仕事や新しい事業を任せたい。それが私の考えです。

求める人材
就職の本質

就職の本質とは、
会社を選ぶことではなく、
選んだ会社で何をやるのか。

私は就職活動で相当失敗し、過去には会社を退職した経験もあります。
たとえば、証券会社でがむしゃらに投資を勉強したことなど、入った会社でとった行動や得た経験の一つひとつが、今の自分にとって大きなプラス要因になっています。

大事なのは入社した場所でどう考え、立ち回るか、ということ。私は就職の本質は“会社を選ぶことが重要ではなく、選んだ会社で何をやるのかが重要だ”と考えています。自分にしかできない何かを成し遂げたい、そんな強い意志を持った方を私たちは求めています。

PURPOSE

存在意義

経営に新常識をもたらし
富の再分配を実現することにより、
社会における格差の拡大と
それによる分断を是正する。

富の偏在による経済の停滞、都心と地方、高所得者と低所得者の格差の広がり、少子高齢化などによる日本の未来に対する不安、これらの社会問題を新たな視点、発想により解決し、資産が健全に循環する社会を実現したいという強い想いがボルテックスの原点です。

INFORMATION

会社概要

売上高
819
34万円

2024年3月期

従業員数
654

2024年3月31日現在

社歴
26期目

会社名
株式会社ボルテックス
代表者
代表取締役社長 兼 CEO
宮沢 文彦
設立年
1999年4月13日
資本金
140,848,000円
(2023年3月31日現在)
住所
東京本社
〒102-0071
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム22F Google map
事業内容
・収益不動産を核とした資産形成コンサルティング
・収益不動産の組成、売買および仲介、賃貸、管理
・マンション管理適正化法に基づく管理業務
・損害保険の代理業有料職業紹介事業
(在籍型出向マッチングサービス)
オフィスビルの写真

HISTORY

沿革

1999年(平成11)
  • 4月

    株式会社ボルテックスを設立(資本金1,000万円)

2006年(平成18)
  • 5月

    資本金を5,000万円に増資

2007年(平成19)
  • 7月

    従業員の増員に伴い、東京本社を新宿区西新宿に移転

2013年(平成25)
  • 1月

    業界初の試みとして、収益不動産へ「設備メンテナンスサービス」を導入

  • 4月

    空室保証サービス「空室リスクヘッジプログラム」の運用を開始

  • 5月

    自社ブランド物件「VORT」を立ち上げる

  • 12月

    大阪市北区曾根崎新地に大阪支店を開設

2014年(平成26)
  • 2月

    ボルテックスがJAPAN VENTURE AWARDS 2014 ビジネスモデル活用特別賞を受賞

  • 4月

    名古屋市中村区名駅南に名古屋支店を開設

  • 6月

    資本金を1億円に増資

  • 10月

    福岡市中央区天神に福岡支店を開設
    開発物件「VORT虎ノ門」竣工

  • 11月

    大阪支店を大阪市北区梅田に移転
    ボルテックスがEY Entrepreneur of the Year 2014 Japan 日本代表候補に選出

2015年(平成27)
  • 3月

    資本金を1億450万円に増資
    「区分所有オフィス」の販売開始

  • 6月

    オーナー様専用サイトの開設
    カスタマーサービス窓口の開設

  • 9月

    「一棟ビル区分所有化コンサルティングサービス」の開始
    預かり資産時価総額 1,000億円を突破

  • 10月

    関連会社 Vortex North America, Inc.を設立
    開発案件「CASCADE HARAJUKU」竣工

2016年(平成28)
  • 3月

    ボルテックスがジャパン・レジリエンス・アワード2016 企業・産業部門 優秀賞を受賞

  • 4月

    福岡支店を福岡市中央区赤坂に移転

  • 5月

    関連会社 Vortex Risk Management Insurance, Inc.を設立

  • 8月

    東京本社を千代田区富士見に移転

  • 11月

    不動産小口化商品「Vシェア」の販売開始
    開発物件「VORT新橋NEX」竣工

2017年(平成29)
  • 3月

    資本金を140,848,000円に増資

  • 4月

    金沢市広岡に金沢支店を開設
     広島市南区稲荷町に広島支店を開設

  • 5月

    関連会社 株式会社ボルテックス投資顧問を設立
     情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格ISO/IEC 27001(JIS Q 27001)の認証を取得

  • 7月

    預かり資産時価総額 2,000億円を突破

  • 12月

    開発物件「HOTEL EMIT UENO(ホテルエミット上野)」竣工
    VORTシリーズ 100棟を突破

  • 10月

    ボルテックスが第12回JNBニッポン新事業創出大賞アントレプレナー部門 優秀賞を受賞

2018年(平成30)
  • 1月

    仙台市青葉区中央に仙台支店を開設
    開発物件「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」竣工

  • 4月

    関連会社 株式会社ボルテックスデジタルを設立

  • 5月

    ISO/IEC 27001認証を広島支店、金沢支店に拡大

  • 7月

    新潟市中央区に新潟支店を開設

  • 8月

    関連会社 ボルテックス合人建物管理株式会社を設立

2019年(平成31 / 令和元年)
  • 1月

    札幌市中央区に札幌支店を開設

  • 4月

    鹿児島市東千石町に鹿児島支店を開設

  • 8月

    預かり資産時価総額 3,000億円を突破

  • 10月

    オフィス賃貸情報「東京オフィス検索」等の事業譲受

2020年(令和2)
  • 12月

    関連会社 株式会社VRアセットをVRサポート株式会社へ商号変更

2021年(令和3)
  • 2月

    サテライトシェアオフィス「relark 大宮(リラーク オオミヤ)」開設

  • 7月

    開発物件「GIRAC GINZA(ジラク ギンザ)」竣工

  • 10月

    在籍型出向サービス「Vターンシップ」開始

  • 11月

    「区分所有オフィス」を不動産信託受益権として販売開始

2022年(令和4)
  • 2月

    預かり資産時価総額 4,000億円を突破
    関連団体 一般社団法人100年企業戦略研究所を設立

  • 3月

    VORTシリーズ 150棟を突破

  • 5月

    Vortex ポイントプログラム「Vortexポイント」・「V-Valueギフト」開始

  • 11月

    福岡の物流施設「小郡ロジスティクスセンター(仮称)」の開発事業に参画

2023年(令和5)
  • 3月

    「健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)」に認定

  • 5月

    ボルテックスの自社ブランド「VORT」立ち上げから10年